ホンダ、武漢工場の再開延期 3月11日以降に

2020/2/21 15:53
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ホンダは21日、中国の湖北省武漢市にある乗用車工場の再開時期について、3月11日以降とさらに遅らせる方針を明らかにした。新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大するなか、湖北省政府が20日、企業の休業措置を3月10日まで再延長すると発表したため。ホンダが「2月24日の週」としていた再開時期は一段と遅れる。他国での代替生産で対応する部品会社が出ているが、車種によっては生産調整に入ることも懸念される。

ホンダは武漢に3工場を持ち生産能力は年60万台。中国の主力工場の位置付けで、「CR-V」や「シビック」などを造る。工場の再開時期については当初の2月初旬から延期を繰り返し、直近では21日に出勤を始め、24日以降に生産を始める方針を示していた。

広東省広州市などに持つ乗用車や二輪車の工場は21日までに部分的に生産を再開したが、武漢工場の生産停止の長期化は生産体制に影響を及ぼしかねない。部品メーカーが現地に持つ在庫がなくなれば、中国生産に加え日本やタイ、インドなどでの生産が滞る可能性があるためだ。

現時点で目立った生産ラインの停止などは起こっておらず、一部の部品メーカーは他国での代替生産に動いている。もっとも、中期的には部品が枯渇するため、ホンダのサプライチェーン(供給網)に対する影響が懸念される。

併せて、ホンダは肺炎問題を受け、従業員に対し100人程度の大規模な会議やイベントの開催を原則禁止とした。直近では24日に栃木県で開く予定だった就活イベントの開催を取りやめる。

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