2月大卒内定率10%、前倒し進む ディスコ調べ

2020/2/21 15:40
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就職情報大手のディスコ(東京・文京)は21日、2021年春に卒業予定の学生の2月1日時点の内定(内々定含む)率が10%だったと発表した。前年同月を1.9ポイント上回った。採用活動の前倒しが進んでいる。ただ足元では新型コロナウイルスの感染拡大の影響により企業説明会などの中止が相次いでおり、今後影響が出る可能性もある。

調査は同社の就職情報サイトに登録する大学生と大学院生を対象に2月1~6日にインターネットで実施。1386人から回答を得た。

「内定を得た」と回答したのは10%と前年同月の8.1%から上昇。すでに筆記試験や面接などの「本選考を受けた」と回答したのは47.8%で、前年比で7.9ポイント増加した。

本選考を受けた学生のうち、74.4%が「インターンシップ(就業体験)に参加した」と回答した。インターンが早期選考のきっかけになっているようだ。

今年度は説明会の解禁を3月1日、選考の解禁を6月1日と定める経団連ルールが廃止された。日程ルールは政府が引き継いだものの、「学生優位の売り手市場のもとで採用活動の前倒しが一段と進んでいる」(ディスコ)。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大が就職活動に影響を及ぼし始めている。就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリアは2月下旬から3月末までの合同企業説明会や就活準備イベントの中止を決めた。三井住友海上火災保険やパソナグループは2月に本社で予定していた就活生向けイベントを取りやめ、ウェブ配信にする。

企業の採用意欲は依然として高いが、ディスコは新型ウイルスの影響により内定率の伸びが鈍くなる可能性があると指摘する。万が一企業業績が悪化して採用計画の見直しにつながる場合は「内定率が前年度を下回ることもあり得る」という。

就活生の間では7月に開幕する東京五輪・パラリンピックが就活に与える影響について3分の1超が「影響があると思う」と答えた。具体的には「企業を訪ねるための交通費や宿泊費が高くなるのが心配」、「面接をオンラインで実施してほしい」との声が上がった。

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