議決権行使の基準にESG 機関投資家、企業に改善促す
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世界の機関投資家が株主総会の議決権行使に環境や社会など「ESG(環境・社会・企業統治)」評価を反映し始めた。目立つのは欧州に比べて取り組みが出遅れていた米国勢で、米ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは企業のESG対応を議決権行使の基準に組み入れる。気候変動の情報開示や女性活躍を求める動きもある。投資判断への活用だけでなく、総会の焦点とし、企業に真剣に改善を促す狙いがある。
約3兆10...
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