「お散歩見守り」独自補助 園庭ない施設多い大阪市

2020/2/21 10:22
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保育園児に注意を払う「たかさき保育園」の保育士(大阪市)=共同

保育園児に注意を払う「たかさき保育園」の保育士(大阪市)=共同

大阪市は、主に小規模保育所などの地域型保育施設向けに、散歩などの園外活動を見守る「キッズガード」の配置推進事業を4月から始める。園庭がない施設が多く、月5万円まで独自に補助して安全確保を図る。国も態勢強化に取り組むが、園児数の多い大規模施設の支援を当面優先しており、対象から漏れるためだ。

大津市で昨年、散歩中の園児らが死傷した事故を踏まえた対応で、2020年度当初予算案に事業費3億1100万円を計上した。

大阪市は待機児童解消を目的に、0~2歳児を対象に少人数で子どもを預かる地域型保育の普及を進めてきた。マンションや民家などを利用できるが、園庭がないケースが多い。市内に約220カ所あり、全認可保育施設の約3割を占める。

市によると、キッズガードには近隣住人や高齢人材を想定。担当者は「子どもたちが安心して外遊びができるようにしたい」と強調する。

小規模施設の一つで、同市住之江区役所内に設けられた「たかさき保育園」でも、園児が外で遊ぶには近くの公園などに移動する必要がある。

引率の保育士は、ガードレールがない地点で車が往来したり、自転車が通行したりするたびに園児を覆うように腕を広げて接触に注意するという。平野喬子園長(34)は「園児が急に飛び出したりすることがあるので常に気を抜けず、負担が大きい。キッズガードがいてくれれば負担軽減にもなるし、子どもの安全にもつながる」と語った。〔共同〕

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