円続落112円台、一時10カ月ぶり安値 NY市場

2020/2/21 7:52
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市場予想を上回る米経済指標が相次いだ=ロイター

市場予想を上回る米経済指標が相次いだ=ロイター

【NQNニューヨーク=古江敦子】20日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落した。前日比75銭円安・ドル高の1ドル=112円05~15銭で取引を終えた。一時は112円23銭と2019年4月以来10カ月ぶりの円安水準をつけた。市場予想を上回る米経済指標が相次ぎ、米国と日本の実体経済の差を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。

20日朝に発表された2月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は36.7と3年ぶりの高水準となり、市場予想(8.0)を大きく上回った。1月の米景気先行指標総合指数は前月比0.8%上昇と市場予想(0.4%上昇)を上回った。同指標を算出したコンファレンス・ボードは「今年前半は2%程度の経済成長が続くことを示している」と指摘した。

一方、日本では19年10~12月期の実質国内総生産(GDP)が大幅なマイナス成長となった。市場では「新型肺炎のまん延による悪影響で景気後退に陥る可能性があり、円売りを促した」(ナットウエスト・マーケッツのブライアン・デンジャーフィールド氏)との指摘があった。米国は新型肺炎による景気への悪影響が相対的に小さいとの見方も対ドルで円の重荷となった。

円は下げ渋る場面があった。米株式市場でダウ工業株30種平均が388ドル下落した局面でドルが売られ、円は一時111円70銭まで持ち直した。

円は対ユーロで続落し、前日比55銭円安・ユーロ高の1ユーロ=120円85~95銭で取引を終えた。一時は121円38銭とほぼ1カ月ぶりの円安水準をつけた。対ドルで円が大きく下落し、ユーロに対しても円売りが優勢となった。

ユーロは対ドルで反落。前日比0.0020ドル安い1ユーロ=1.0780~90ドルで終えた。市場予想を上回る米経済指標が相次ぎ、ユーロ売り・ドル買いにつながった。この日の安値は1.0783ドル、高値は1.0821ドルだった。

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