Google、利用規約を8年ぶり改訂 欧州の裁判所命令で

2020/2/21 7:44
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グーグルは消費者保護意識の高まりを受けて利用規約を8年ぶりに改訂する=AP

グーグルは消費者保護意識の高まりを受けて利用規約を8年ぶりに改訂する=AP

【シリコンバレー=白石武志】米グーグルは20日、同社が提供する製品・サービス全般の利用規約を改訂すると発表した。大幅な変更は8年ぶりとなる。ドイツ、フランスで消費者保護の観点から同社の利用規約を見直すよう求める裁判所命令が出たのに伴う措置とみられる。利用者が理解しやすいように項目を整理し表現を改めたほか、製品・サービスに大きな変更を加える際には利用者に事前に通知することなどを盛り込んだ。

新たな利用規約は3月31日付で適用される。従来の規約は検索サービスや地図アプリなどを対象としていたが、改訂後はネット閲覧ソフト「クローム」などもグーグル全体の規約の対象に加える。同社は今回の更新について利用者に透明性の高い説明を尽くすことを目指すものだとしており、製品・サービスの動作そのものや、データ収集の方法に変更はないとしている。

消費者の間ではネットサービス上のプライバシーの扱いに関心が高まっており、グーグルは利用規約の更新に併せて同社の広告事業の仕組みを解説するサイトも新設した。同サイトでは個人情報を第三者に販売することはないとの従来の立場を強調したうえで、利用者が最適なプライバシー設定を自ら選べることなどを紹介している。

利用規約はグーグルと利用者の間の法的責任などを定めるもので、消費者や企業は同社のサービスを利用することによって規約に同意したことになる。欧州の消費者グループは一部の条文が利用者の権利を損なうものだとしてグーグルを相手取った訴訟を起こしており、独仏の裁判所は利用規約の見直しを求める判決を示していた。

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