米財務長官、G20で中国と会談予定なし 貿易合意は実行

2020/2/21 7:07
保存
共有
印刷
その他

【リヤド=鳳山太成】米財務省高官は20日の電話会見で、サウジアラビアの首都リヤドで22~23日に開く20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で「ムニューシン財務長官が中国側と会談する予定はない」と明らかにした。新型コロナウイルスの拡大で、中国が高官を派遣しないためだという。ただ、貿易交渉を巡る「第1段階の合意」は予定通り実行されると強調した。

ムニューシン米財務長官=ロイター

財務省高官は新型肺炎が世界経済に与える影響について「V字回復するというのが基本線だが、事態が悪化する可能性もある。結論を出すのは時期尚早だ」と指摘した。新型肺炎は今回のG20財務相会合で主要議題となる見通しだ。

経済のデジタル化に対応した国際的な法人課税ルールを巡り、ムニューシン氏は2020年内の最終合意をめざす経済協力開発機構(OECD)の事務局案を支持する姿勢を示す。ただ、税負担への影響が大きい米IT(情報技術)企業を念頭に、企業が新ルールを適用するか選べる「選択制」を採用するよう改めて他国に呼びかけるという。

ムニューシン氏は日本の麻生太郎財務相のほか、フランスのルメール経済・財務相、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁らと会談する。財務省高官は中央銀行や企業が発行する「デジタル通貨」の悪用を防ぐ取り組みに関して、G20に加えて2国間協議でも話し合うと説明した。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]