旧ソ連ジョージア「ロシアがサイバー攻撃」19年10月に

2020/2/21 5:58
保存
共有
印刷
その他

【モスクワ=小川知世】旧ソ連ジョージアの外務省は20日、2019年に同国で起きた大規模なサイバー攻撃をロシアが計画、実行したとする非難声明を発表した。米英も同日、ロシアが関与したとみて、さらなる攻撃を控えるように促した。ロシアは関与を否定している。11月の米大統領選を前に、ロシアによるサイバー攻撃への懸念が改めて深まりそうだ。

サイバー攻撃は19年10月末にジョージア大統領府、政府、報道機関などで発生した=ロイター

サイバー攻撃は19年10月末に大統領府や政府、報道機関などで発生した。ロイター通信によると、約1万5千のサイトなどが標的になり、閲覧やテレビ放送に障害が出た。同国のサーカシビリ元大統領の画像が「戻ってくる」との文言とともに表示されるなどした。

ポンペオ米国務長官は20日、ロシア軍情報機関(GRU)が攻撃を行ったとして、ロシアに他国へのサイバー攻撃を止めるように警告した。ラーブ英外相も同日「容認できない」と非難した。

ロシアとジョージアは断交中で、19年7月には同国で起きた反ロデモを理由にロシアが航空便の乗り入れを禁止した。ジョージアは「欧州への統合と民主化を妨げるために主権を侵害した」(外務省)とサイバー攻撃に反発している。ロシアは過去にもウクライナなどにサイバー攻撃を仕掛けてきたとされる。旧ソ連国でサイバー攻撃を実験し、欧米の反応を試しているとの見方もある。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]