新型肺炎、アジアの航空会社に3兆円損失 IATA試算

2020/2/21 3:50
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新型肺炎の流行で旅客需要が減少=ロイター

新型肺炎の流行で旅客需要が減少=ロイター

【ニューヨーク=高橋そら】国際航空運送協会(IATA)は20日、肺炎などを引き起こす新型コロナウイルスの航空会社への影響の試算を公表した。アジア太平洋地域の航空会社は2020年に278億ドル(約3兆1000億円)の損失を受けると予想した。うち約半分は中国の航空会社への打撃となる。ドジュニアック事務局長は「世界全体で08年のリーマン・ショック以来の需要低下を引き起こす可能性もある」と指摘した。

アジア地域の通年旅客需要の13%程度が失われる可能性がある。IATAは当初、20年の同地域の旅客需要は前年比で4.8%増を見込んでいた。だが、新型ウイルスの影響で中国本土や香港便を欠航する航空会社が相次いだため、一転して同8.2%の減少になると見込む。

アジア地域外を含めた世界の航空会社全体の損失は293億ドルと予想する。

IATAは声明で「新型ウイルスの今後の展開は正確には分からない」とし、最終的な影響度合いを確定するのは時期尚早との見解を示した。世界経済への悪影響を抑えるには「各国政府が注意を払い迅速に行動する必要がある」と訴えた。

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