中国湖北省、企業休業を再延長 3月10日まで

2020/2/20 19:55
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湖北省武漢市の住宅入り口で検温などをする作業者(13日)=ロイター

湖北省武漢市の住宅入り口で検温などをする作業者(13日)=ロイター

【広州=川上尚志】中国の湖北省政府は20日、企業の休業措置を3月10日まで再延長すると発表した。従来は2月20日までとしていた。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が続いており、職場や交通機関での感染拡大を防ぐ狙いだ。1月24日に始まった春節(旧正月)休暇を含めると1カ月半以上企業活動が止まることになり、経済への打撃が広がりそうだ。

省政府の発表によると、水道や電気などのインフラや、医療や食品関連を除く企業に休業の延長を求める。省政府が休業延長を指示するのは3度目になる。

中国国家衛生健康委員会によると、20日午前0時(日本時間同1時)時点の湖北省の感染者数は累計で約6万2千人と中国本土の8割超を占める。湖北省政府は16日に肺炎対策を一段と強める通告を出し、住民の外出を原則禁じた。住民の中には「家から出られないのに企業の操業再開などできるはずがない」との声が出ていた。

湖北省には自動車産業が集積し、ホンダ日産自動車、米ゼネラル・モーターズ(GM)などが工場を構える。鉄鋼や半導体、パネルなど素材や電子部品の生産拠点も多い。中国本土の大部分では10日から企業が操業を再開しているが、湖北省の企業再開が遅れれば、製品や部品のサプライチェーン(供給網)が目詰まりして企業活動の停滞が長引く恐れがある。

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