鳥取の若桜鉄道、観光列車の経済効果1.3億円

2020/2/20 18:44
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2018年3月に運行を始めた「昭和」

2018年3月に運行を始めた「昭和」

鳥取県や若桜町、八頭町などの第三セクター、若桜鉄道の観光列車「昭和」と「八頭」による2019年12月末までの経済効果が1億3174万円に上るとする調査がまとまった。列車を使った観光ツアーの企画・販売を担う一般社団法人「麒麟(きりん)のまち観光局」が試算した。

19年3月に運行を始めた「八頭」

19年3月に運行を始めた「八頭」

地元の渓流をイメージした鮮やかな青色の昭和は18年3月から、八頭特産の柿が熟した赤褐色を採用した八頭は19年3月から、それぞれ運行を開始。平日は通常車両として使いながら、土曜日曜を中心に観光ツアー向け臨時貸し切り列車として活用している。

同観光局によると、調査期間のツアー参加者は合計2471人で、内訳は県外からの宿泊客が391人で、日帰り客が2080人(うち県外が1529人)。利用客が飲食や宿泊などに費やした直接効果を8574万円、誘発された産業生産額などの波及効果として4600万円を見込む。

19年に関東や中京圏まで営業エリアを広げたところ宿泊客が増加したという。同観光局の担当者は「今後は営業活動を全国展開し、訪日外国人の誘客にも注力する」と話す。

3月に運行を始める「若桜」

3月に運行を始める「若桜」

若桜鉄道は所有する4両のうち3両について、改装費計7000万円を投じて順次デザインを更新してきた。第3弾として3月7日には地域の山並みをイメージした深緑色の「若桜」も運行を始める。3両ともJR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」を手掛けた水戸岡鋭治氏がデザインを担当。内装の座席や床、窓枠に木材を使っている。

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