韓国、新型肺炎の感染100人超え 中国に次ぎ2番目

2020/2/20 18:37
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新興宗教団体の教会前を消毒する防疫当局者(19日、韓国・大邱)=聯合・ロイター

新興宗教団体の教会前を消毒する防疫当局者(19日、韓国・大邱)=聯合・ロイター

【ソウル=恩地洋介】韓国政府は20日、新たに53人の新型コロナウイルス感染が確認され、韓国での感染者数が計104人になったと発表した。南東部の大邱(テグ)市にある新興宗教団体の教会で起きたとみられる集団感染の影響が大きい。政府対策本部の担当者は「地域社会での感染拡大が始まった段階と判断している」との認識を示した。

日本に入港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者を除けば、感染者数が3桁となるのは中国に次いで2カ国目となる。感染者はソウルと大邱を中心に広がっており、感染経路を特定できないケースも目立つ。肺炎による初の死者も確認された。

大邱では18日に「新天地イエス教会」に通っていた60代女性の感染が確認された後、教会の信者や接触者の感染が次々と判明した。防疫当局は信者1000人余りを自宅隔離の対象とした。韓国メディアによると、この教会では信者同士が密着して座り、大声で「アーメン」を唱えるという。特殊な礼拝方式が感染を広げた可能性があるとの見方がある。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は20日、電話で協議した。両首脳は新型コロナウイルスへの防疫対策で協力する方針で一致した。

文氏は「中国の困難は韓国の困難であり、少しでも力になりたい」と表明。習氏は「疫病に勝つ見通しと希望を見いだしている」と話した。

大邱での感染拡大を受け、同市当局は外出を最大限自制するよう市民に要請した。市内では感染者が立ち寄った施設や建物の閉鎖が相次いでいる。在韓米軍は教会から2キロ離れた場所にある陸軍基地で、関係者の出入りを禁じた。

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