「遼太の分まで生きる」 川崎中1殺害事件から5年

2020/2/20 17:41
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 事件後に寄せられた上村遼太さん宛てのメッセージ=共同

事件後に寄せられた上村遼太さん宛てのメッセージ=共同

川崎市の多摩川河川敷で中学1年だった上村遼太さん(当時13)が殺害された事件から20日で5年。現場に知人らが花や菓子を供え、事件後に各地から寄せられたメッセージを読み返し、上村さんをしのんだ。親しかった友人は「心に区切りを付け、遼太の分まで生きたい」と話した。

同級生の孫娘がいて、面識のあった近所の橘内達夫さん(76)は献花し、合掌。「孫の成長は早いが、ここは時が止まったようだ」と話した。事件後から、現場に供えられた花の世話をし、色紙などが雨ざらしにならないように定期的に自宅に預かっている。

そこに書かれた上村さん宛てのメッセージを広げて読み返し「いつも笑顔で友達もたくさんいた。(助けを求める)情報が伝わってこなかった」とくやんだ。

遊び仲間だった会社員男性(25)は「弟のように思う気持ちは今も変わらない。安らかに眠ってほしい」と話した。

福田紀彦市長は18日の記者会見で「(事件前に)各機関がそれぞれ情報を持っていたが総合的に見られなかった。児童相談体制整備に取り組んでおり、地域の人を巻き込み引き続き頑張っていく」と語った。

上村さんは2015年2月20日に遺体で発見された。当時未成年だった3人が起訴され、それぞれ殺人や傷害致死罪などで不定期刑が確定、服役している。〔共同〕

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