「気候非常事態宣言」決議目指す 超党派議連が発足
国会で「気候非常事態宣言」の決議を目指す超党派議連が20日、発足した。異常気象による自然災害が相次いでいることを踏まえ、国会として問題意識を示す狙い。与野党の国会議員42人が参加し、共同代表幹事に自民党の鴨下一郎元環境相や公明党の斉藤鉄夫幹事長、立憲民主党の福山哲郎幹事長ら7人が就いた。

今国会中に衆参両院が全会一致で宣言を決議することを目指す。20日に開いた設立総会では鴨下氏が「国民は不安を持っている。国会が超党派でしっかり対応すると示すことは重要だ」と述べた。国民民主党の古川元久代表代行は「いまや地球温暖化は気候変動から気候危機のレベルに達した」と指摘した。