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バスケ男子代表、帰化枠争い火花 高さ・得点力に期待

Tokyo2020
2020/2/20 17:59
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バスケットボール男子日本代表に、実績あるBリーガーの帰化選手が次々と名乗りを上げている。いずれも日本の積年の課題だった得点力のあるビッグマンばかり。44年ぶりに出場する東京五輪で強豪と競り合うには不可欠な存在だが、国際バスケットボール連盟(FIBA)の規定で12人のメンバーに入れる帰化選手は1人だけだ。24日に行われる今季初の国際試合を皮切りに日本出身選手以上に厳しい選考が始まる。

帰化選手同士でボールを争うファジーカス(左)とロシター。共に代表入りを狙う。

帰化選手同士でボールを争うファジーカス(左)とロシター。共に代表入りを狙う。

「できる限りベストを尽くし、ハードにプレーしたい」。昨年12月に帰化が認められ、今月始まった代表合宿で攻守に存在感を見せているのがライアン・ロシター(宇都宮)だ。

身長206センチのパワーフォワードは、良い意味で外国出身選手らしくない。今季のBリーグでは1試合平均18.1得点に加え、リバウンド同10.5、アシストも同4.3。攻撃一辺倒の選手もいる中、泥臭いプレーもいとわない献身的なスタイルは頼もしい。

同時期の代表候補リストには、今年1月に帰化したギャビン・エドワーズ(千葉)の名もあった。長いリーチを生かしたリバウンドが強く、速攻で自陣から駆け上がってシュートをねじ込む脚力と決定力が大きな武器。1月末に左足首を故障したが、「日本の素晴らしさを体現できるよう頑張りたい」と代表入りに意欲を見せる。

多くの海外出身選手が活躍したラグビーなどと異なり、FIBAは16歳以降に国籍変更した帰化選手の出場に制限を設けている。五輪などの国際大会で各チームのベンチメンバー12人に入れるのは1人だけ。2018年4月の帰化以降、圧倒的な得点力で欠かせない存在だったニック・ファジーカス(川崎)でさえ、その立場は安泰ではない。

昨年のワールドカップ(W杯)に向けたアジア予選6試合で平均27得点。W杯でも高い攻撃力を示した一方、アジアより数段レベルの高い欧米勢に対して守備で狙われる場面も散見された。

今季もBリーグで高いパフォーマンスを維持する34歳は一気に増えたライバルについて、「色々噂は聞いているけど、毎シーズン存在価値を証明し続けているから」と強調。五輪で日の丸をつける自信に揺らぎはない。

3人は体格や成績こそ似ているが、ファジーカスは3点シュート、エドワーズは速攻の得点が多いなど個性は異なる。ラマス監督は「高いレベルの競争で選択肢が増えるのは良いこと」と話し、今後の合宿や強化試合で見極める方針だ。

日本はW杯で5戦全敗に終わり、五輪はさらに格上だけがそろう。米プロNBAで活躍するエースの八村塁(ウィザーズ)らと共に、最も長くコートに立つことが期待されるのが帰化選手。特徴ある候補の中から誰を選考するかは、そのまま日本のバスケットの羅針盤ともなりそうだ。

(鱸正人)

 日本代表は24日、敵地の台湾戦で今季初戦を迎える。東京五輪後まで続く2021年アジア・カップ予選の試合だ。21日に千葉市で予定されていた同予選の中国戦は延期になったため、五輪までの間で唯一の公式戦となる可能性がある。
 今回は八村や渡辺雄太(グリズリーズ)ら米国でプレーする選手は参加せず、Bリーグ勢でチームを編成。主に週末のリーグの合間を縫って合宿を重ねており、昨年のW杯を故障で欠場したガード富樫勇樹(千葉)らのプレーに期待がかかる。
 日本協会は五輪までの間に8試合程度の強化試合を準備しており、八村らの合流時期も所属チームと調整している。

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