興福寺五重塔を修理へ 奈良県、調査の予算計上

2020/2/20 12:39
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日本最大級の木造塔で、古都・奈良のシンボルとして知られる興福寺五重塔(奈良市、国宝)について、奈良県は20日、修理を前提とした調査を2020年度から始めると発表した。調査のために県の補助金約60万円を20年度当初予算案に計上した。

興福寺五重塔(19日、奈良市)=共同

塔は高さ50.1メートルで、現存する木造塔としては高さ54.8メートルの東寺五重塔(京都市、国宝)に次ぐ規模。県文化財保存課によると、室町時代に再建されて以降、明治時代の屋根のふき替え以外は大規模な修理が行われた記録はなく、新たな修理は寺院建築の研究にも役立つと期待される。

調査は2年程度をかけ、どのような修理が必要かを調べる。目視では屋根や壁の傷みがひどく、軒先も下がっているように見えるという。調査終了後、必要に応じて塔を覆う素屋根を設けるなどして修理する見込みだ。

興福寺の辻明俊執事は「長い歴史の中で守り伝えられてきたものを、しっかり修理して未来に渡していくのが使命」と話した。〔共同〕

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