NYダウ反発、115ドル高 中国の景気支援策に期待

2020/2/20 6:32
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【NQNニューヨーク=横内理恵】19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比115ドル84セント(0.4%)高の2万9348ドル03セントで終えた。中国政府の積極的な景気支援策で新型肺炎の経済的な悪影響が和らぐとの見方が広がった。中国事業への懸念から前日に下げたスマートフォンのアップルが反発し、中国売上高が大きい半導体関連も軒並み上げた。

19日付のウォール・ストリート・ジャーナル紙などが、中国政府が新型肺炎の影響を受ける企業に供給網の安定や資金繰りなどで支援すると報じた。地方政府も企業支援に乗り出しており、中国景気の急激な落ち込みが避けられるとの観測が広がった。中国での感染者数の増加ペースもやや鈍化しており、感染拡大に歯止めがかかるとの期待も強まった。

アップル株は1.4%上昇した。半導体のクアルコム、半導体製造装置のアプライドマテリアルズも大幅に上昇した。債券市場で米長期金利が上昇する場面があり、ゴールドマン・サックスなど金融株が上げたことも相場を支えた。

ダウ平均は午後に176ドル高まで上げ幅を広げる場面があった。米連邦準備理事会(FRB)が午後に公表した1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、参加者が米景気への楽観を強めていることが分かった。半面、政策金利は当面据え置かれる見通しで、株式市場に資金が流入しやすい地合いが続くと受け止められた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、同84.437ポイント(0.9%)高の9817.180で終えた。アナリストが目標株価を引き上げた画像処理半導体のエヌビディアが6%高、電気自動車のテスラが7%高となり、指数上昇をけん引した。

多くの機関投資家が運用の指標とするS&P500種株価指数は反発し、終値は15.86ポイント高の3386.15だった。ナスダック、S&P500種とも過去最高値を更新した。

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