「現在の金融政策、当面は適切」FOMC議事要旨

2020/2/20 4:31
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【ワシントン=長沼亜紀】米連邦準備理事会(FRB)は19日、1月末に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。参加者は「米経済の緩やかな成長が続く」と予測し、先行きの金融政策は「現在のスタンスが当面は適切」として、様子見の方針で一致していたことが明らかになった。

1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に記者会見したパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長=ロイター

1月会合では、2会合連続で政策金利の据え置きを決めた。

議事要旨によると、参加者は「貿易政策をめぐる不確実性が和らぎ、世界経済にも安定の兆しがみえる」として先行きに信を持っていた。米中貿易交渉の前進やカナダ・メキシコとの新貿易協定の承認、英国による合意なき欧州連合(EU)離脱の可能性の後退など「リスクがやや和らいだ」と指摘した。

しかし、中東の地政学リスクや新型肺炎の感染拡大のリスクには「注視が必要」とした。1月会合開催当時は、新型肺炎の問題は注目されはじめたばかりだったが、その後感染は拡大し、景気への悪影響への懸念が足元で強まっている。

物価は前回とほぼ変わらない見通しを維持していた。参加者は経済成長が続き、労働力などの資源活用が高水準で続けば、物価上昇率は目標の2%に持続的に戻ると予測。一部はこうした見方に懸念を示したものの、刈り込み平均物価指数など個人消費支出(PCE)物価指数以外の一部の指標は、基調となる物価上昇率は緩やかに高まっていることを示していると主張する参加者もいた。

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