山梨で宿泊キャンセル3万1000人

山梨
2020/2/19 14:05
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中国人観光客に人気の観光地の忍野八海。付近の駐車場は観光バスの出入りが激減し、マイカーばかりが並ぶ(山梨県忍野村)

中国人観光客に人気の観光地の忍野八海。付近の駐車場は観光バスの出入りが激減し、マイカーばかりが並ぶ(山梨県忍野村)

山梨県内の宿泊施設で、新型コロナウイルスの影響を受け、少なくとも計約3万1000人の予約キャンセルが発生していることがわかった。富士山観光が盛んな山梨は、中国人旅行客に人気の「ゴールデンルート」に位置する。インバウンド(訪日外国人)需要の拡大で、近年好調だった県内の観光産業に深刻な打撃が及んでいる。

県旅館ホテル生活衛生同業組合が、加盟する192施設を対象にキャンセル状況を調査。2月13日までに回答のあった101施設のキャンセル数を集計した。

キャンセル数の内訳をみると、笛吹市の石和温泉郷がある石和温泉旅館協同組合が約1万3100人で最も多かった。JR甲府駅周辺を中心とする甲府ホテル旅館協同組合が約5900人で、富士河口湖町の河口湖温泉旅館協同組合(約4000人)が続いた。

県内には同組合に加盟していない宿泊施設も多く、実際のキャンセル数はさらに増えるとみられる。

県旅館ホテル生活衛生同業組合の笹本健次理事長は「インバウンドを対象にしたホテルで影響が大きく出た」と指摘する。ただ、足元では日本人観光客が旅行を取りやめる動きも広がっており「風評被害が広がることを懸念している」と話している。

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