クルーズ船内「医療者も感染リスク」 派遣医師が指摘

2020/2/19 11:46 (2020/2/20 2:35更新)
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クルーズ船「ダイヤモンド・プリンス」が停泊する横浜港を出発するバス(19日)

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンス」が停泊する横浜港を出発するバス(19日)

18日に横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」内に入った神戸大学の岩田健太郎教授は18日夜、動画投稿サイト「ユーチューブ」で船内の感染対策が十分でなく「非常識だ」と指摘した。

岩田教授は動画で「ウイルスが全くない安全なゾーンと、ウイルスがいるかもしれない危ないゾーンをきちんと分けることが鉄則」と指摘。船内では発熱した人が医務室まで歩いて移動したり、廊下で医療者と患者がすれ違ったりしていたという。

岩田教授は「どの手すりやじゅうたんなどにウイルスがいるかわからない」として「自分自身が感染していても不思議はない」と話した。

岩田教授は災害派遣医療チーム(DMAT)として船内に入ったが、「活動する医療者は自分たちの病院に帰って仕事をする。感染を広げてしまいかねない」と話した。実際、同船でDMATとして活動した男性が感染を確認されたケースもある。岩田教授は動画で「情報公開することが信頼を得るために重要だ」と強調した。

一方、国立感染症研究所はクルーズ船内について「船内での感染の実質的な広がりは、検疫前だったとの明確な証拠がある」とする報告書を18日付で公表した。乗客の発症日が7日をピークに減少したことや、船の医務室の受診者が1月22日ごろから増え、2月1日が最多だったデータなどを掲載している。

報告書では船で9歳以下の感染者が出たことも明らかにした。症状はない。クルーズ船で10歳未満の感染者は初めて。

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