アフガン大統領再選 和平プロセスに影響も

2020/2/19 9:51
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【ニューデリー=馬場燃】アフガニスタンの選挙管理委員会は18日、2019年9月に投票された大統領選の最終結果として、現職のガニ大統領が過半数を得て再選されたと発表した。対抗馬の政権ナンバー2、アブドラ行政長官は同日、ガニ氏陣営の不正を指摘して「結果は受け入れられない」と主張し、独自の政権樹立を示唆した。混乱が続けば、反政府武装勢力タリバンとの和平プロセスに影響しかねない。

18日に再選を果たしたガニ大統領=AP

アフガンでは政権も参加する和平プロセスの前段階となる米国とタリバンの協議が大詰めを迎えている。この協議がまとまれば米国は1万2000人規模のアフガン駐留部隊の段階的削減に着手する。ガニ氏は最近のポンペオ米国務長官との会談でアフガン政府として米とタリバン協議を支持する立場を示していた。

選管によると、ガニ氏は全体の50.64%にあたる92万3592票を獲得した。同氏は18日「和平に向けて前進する」とコメントした。ガニ氏は19年12月の暫定結果でも過半数を得たが、アブドラ氏の陣営が不服を申し立て、再集計されていた。

タリバンの報道官は18日「選挙は法的に無効だ」と改めて指摘した。

今回のアブドラ氏の動きは、選挙後の同氏の利益を確保するための条件闘争の可能性がある。

19年の大統領選は14年の前回選挙と同様、ガニ氏とアブドラ氏の一騎打ちとなった。前回もアブドラ氏が最終結果の受け入れを拒み、政権運営に支障が出た。それを踏まえ、ガニ氏がアブドラ氏のために政権ナンバー2のポストを新設した。

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