豪雨復興・5G対応推進 愛媛県、20年度予算案

2020/2/18 19:20
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愛媛県は18日、一般会計で6431億円となる2020年度予算案を発表した。19年度当初比で0.1%減少。西日本豪雨災害からの創造的復興を最優先課題に挙げ、かんきつ園地の再編復旧や、国と連動した肱川水系の緊急治水対策などを実施する。次世代通信規格「5G」などデジタル技術を活用した地域課題解決にも取り組む。

豪雨復興には一般会計と特別会計の合計で137億円を計上。これを含めて、豪雨災害対応予算は累計1296億円となる。

被災園地の傾斜を緩やかにし、農道や水路の整備によって生産性を高める再編復旧を推進。今治市大三島の上浦地区では6.8ヘクタールで計画する。整備後の農地は地元JAに集積。新規就農者を育成し、高級かんきつ「紅まどんな」など収益性の高い品種を栽培する。

21年度に宇和島市など南予地域での開催を目指す「いやしの南予・復興イベント(仮称)」の実施計画策定も進める。9市町と連携し、実行委員会を立ち上げる。

デジタル技術を活用した地域課題解決には2月補正予算案と合わせて7億1000万円を盛り込んだ。デジタル総合戦略を策定し、今後目指すべき姿や活用方針を示す。専門的知見を持つ外部人材を登用し、施策提案や助言を受ける。

過疎地域の医師不足に対応するため、愛南町周辺では5Gによる高精細映像の伝送システムを構築する。県立南宇和病院(同町)と県立中央病院(松山市)を結び、遠隔で指導医が指導する研修体制整備や、コンピューター断層撮影装置(CT)の画像診断支援などを進める。

このほか観光振興では、しまなみ海道の誘客促進に向けて、サイクリング拠点施設「サンライズ糸山」(今治市)へのアートモニュメント設置や、地元事業者らと連携したオリジナルグッズの作成・配布も計画する。

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