点字名刺、じわり広がる 水戸市の知的障害者ら作成

2020/2/18 18:17
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知的障害者らの就労支援をしている水戸市のNPO法人「ボイス社」が作る、表面に点字が打ち込まれた「点字名刺」がじわりと広まっている。「どこで作ったか聞かれた」「話題づくりにいい」と好評で、ボイス社の担当者は「今年は東京五輪・パラリンピックもあり、多くの人に使ってほしい」と期待している。

ボイス社で作られた前田了さんの「点字名刺」=共同

「地元商工会の事業主や外国の公使などと会う機会があり、名刺交換の際、興味を持ってもらえる」と話すのは、茨城県産業戦略部次長の前田了さん(43)。2019年からの愛用者で「印象に残りやすいし、障害者の働く場所づくりに役立つ」とほほえんだ。

ボイス社が点字名刺を手掛けるようになったのは02年。会社や個人から受注し、通所する知的障害者らが、名前や会社名、電話番号を1枚ずつ機械で打ち込む。慎重さと集中力が求められる作業だが、熟練者になると、100枚を10~15分ほどで打てるという。

印字済みの名刺を持ち込む場合は100枚1500円、名刺から作る場合は3500円。代金は障害者の賃金となる。

ボイス社の浜千鶴副理事長は「外国人とは共通の話題が見つけにくいかもしれないが、点字名刺が会話のきっかけになってくれれば」と話している。

〔共同〕

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