ソフトバンクと北大、チョウザメ養殖を研究 AI活用

2020/2/18 17:24
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ソフトバンクと北海道大学大学院は人工知能(AI)を活用したチョウザメの効率的な養殖についての共同研究をこのほど始めた。監視カメラの映像からサメの行動や養殖環境のデータをリアルタイムで収集し分析する。チョウザメの卵はキャビアとして珍重される。異常行動や病気のまん延を自動検知し、生存率を向上。養殖を効率化し、飼育員の負担軽減を目指す。

北海道大学大学院のチョウザメ養殖用の水槽。監視カメラを設置して、チョウザメの行動を分析する

共同研究の期間は2月から2023年までの3年間。チョウザメの養殖を研究している北海道大学大学院水産科学研究院と共同で進める。

養殖場に監視カメラを設置しリアルタイムで監視する。収集した映像から機械学習でチョウザメの行動を分析。異常行動や病気の早期発見につなげる。従来は飼育員が常時監視する必要があり、飼育員の負担軽減が課題だった。

ほかに個体の骨格や筋肉のデータから、チョウザメの精巧な3Dコンピューターグラフィックス(CG)のモデルを作成する。チョウザメの動きのシミュレーションに活用する見込みだ。

チョウザメはキャビアにあたる卵を産むまでに6年以上かかる。都木靖彰・北大院教授によると、チョウザメの養殖は難しく成魚となって卵を抱えるまでに全滅することも多いという。

ソフトバンクと北大は共同研究を通じて効率的な養殖方法を確立し、今後チョウザメを飼育する企業や自治体に養殖技術を提供する見込み。

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