箱根登山鉄道、台風被害の復旧費35億円 行政半額負担
2019年10月の台風19号によって被災した箱根登山鉄道の復旧費用が概算で35億円かかることが分かった。国や神奈川県、箱根町が半額を負担する見通しだ。同鉄道は現在、レールの崩壊や橋脚の流失などを受けて箱根湯本駅―強羅駅間で運休している。被災現場の復旧作業は順次始まっており、秋の全線運転再開を目指している。

同鉄道は近く、鉄道復旧交付金補助を国に申請し、3月中に認められる見通しだ。概算復旧費用の半分にあたる17億5000万円は同鉄道が負担する。残りの半額は国と県がそれぞれ8億7500万円補助するが、県負担分のうち1億円は町が拠出する。
町は同鉄道の復旧支援に向けたふるさと納税を受け付けており、集まった寄付を復旧費に充てる方針だ。
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