小型水力で「BtoSビジネス」地方中堅の生き残り策
科学記者の目 編集委員 滝順一
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茨城県日立市で長年、モーターや発電機を製造し続けてきた茨城製作所は、農業用水路に簡単に設置できる小型水力発電機を開発し世界市場への展開を目指す。まずネパールの無電化地域に設置した。菊池伯夫社長は英オックスフォード大学で博士号をとった物理学者。社会課題解決を事業にするB to S(Business to Society)を地方中堅企業の生き残りの道と定めた。
「家電製品の感覚で扱える小型水力発電機が...
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