全固体電池のコーティング技術開発、山形大と素材2社

2020/2/18 14:30
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山形大学は素材メーカー2社と全固体電池の正極をコーティングする技術を共同開発した。可燃性の液体を使わない全固体電池は安全性の高い次世代電池として各社が開発を競っている。ただ、既存のリチウムイオン電池の正極を使うと電池寿命が短くなる課題があった。特殊セラミックを含む溶液を塗布することで長寿命化を実現。2年以内の実用化につなげる。

溶液をコーティングした正極(拡大図)

新技術は第一稀元素化学工業が開発した酸化ジルコニウムをナノ(ナノは10億分の1)メートル単位で微細化した溶液をフロイント産業のコーティング装置で正極の表面に覆った。固体電解質が正極を分解することを防ぎ、長寿命化が可能になった。

両社と長年、研究を続けてきた山形大の森下正典産学連携准教授が素材選定などに関わり、開発に成功した。第一稀元素の柳下定寛技術部主席研究員は「これまで自動車向けの触媒などを扱ってきたが、新分野への進出につなげたい」としている。

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