ICCサミット、検品AIのアダコテックが優勝

2020/2/18 13:42
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スタートアップ企業や大手企業の経営幹部が集まるカンファレンス「ICC(インダストリー・コ・クリエーション)サミットFUKUOKA2020」が18日、福岡市内で始まった。事業モデルコンテストの「スタートアップ・カタパルト」には15社が登壇し、人工知能(AI)で工業製品の外観検査を自動化する技術を開発するアダコテック(東京・中央、池田満広代表取締役)が優勝した。

スタートアップ・カタパルトで優勝したアダコテックの河邑亮太取締役(写真中央、18日、福岡市内)

アダコテックは2012年に設立された。産業総合研究所の技術を活用し、正常な製品の画像データを100枚ほど学習すれば傷や付着物がついているといった不良品を検知できるAIを開発している。正常な画像から外れた部分を検知することで不良品を見つける仕組みだ。

検査の過程は定量的な履歴として残すことができる。通常のAIによる画像認識で検品をするためには大量のデータが必要で、不良品を検知した過程が不透明になる課題を解決した。

同社の技術はすでに5件の生産ラインで実用化されている。今後は検査を自動化する機器の活用が進んでいない自動車部品メーカーへの導入を進める計画だ。「ものづくりが強い日本発の技術が再評価されるように、世界も見据えて頑張りたい」(河邑亮太取締役)という。

2位は自動車関連用品のECサイト「モタガレ」を運営するMiddleField(ミドルフィールド、東京・世田谷、中山翔太代表)だった。3位には日本のECサイトにアクセスした海外ユーザー向けに、決済や配送のサービスを提供するジグザグ(東京・渋谷、仲里一義代表取締役)が入った。

登壇した企業には米国で抹茶を楽しむ機器を販売するWORLD MATCHA(東京・目黒、塚田英次郎社長)や月額4万円からで日本全国にある家に住み放題のサービスを展開するアドレス(東京・千代田、佐別当隆志社長)など、日本の特性を生かすサービスも目立った。

(山田彩未)

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