東京マラソン縮小、一般走者「がっかり」「仕方ない」

2020/2/18 10:22
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3月1日に行われる東京マラソンが新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一般ランナー抜きで行われる。「がっかり」「仕方がない」。参加予定者らは理解を示しつつも、大会の規約に基づいて参加料を返金しないという主催者側の方針に困惑の声も上がる。大会を共催する東京都は経済的な補償の検討に着手した。

昨年の東京マラソンで、密集して都庁前を一斉にスタートする多くのランナー(東京都新宿区)=共同

主催者の東京マラソン財団などよると、今年の大会は車いすの部を含め招待選手らエリートランナー約200人で争う。レースは残り1枠の東京五輪男子代表の選考会を兼ねている。参加予定だった一般ランナーには来年の出場権が与えられるが、規約に基づいて参加料などは返金されない。

多くの一般ランナーは主催者側の判断に理解を示すが、参加料を返金しない方針には納得がいかない人も。東京都中野区の男性会社員は「市民の安全が最優先なのでやむを得ない」。5回目の応募で今回初めて当選したという江戸川区の男性会社員は「本当に楽しみだったのにがっかり。仕方ない部分もあるが、せめて参加料は戻してほしい」と話す。武蔵野市の男性は「踏んだり蹴ったり。急すぎるし、返金もしないなんて納得いかない」と憤る。

東京マラソンの参加料は一般参加の場合で1人1万6200円。大会の規約では積雪や地震などでコースが通行不能になるなど特定の状況下での中止については参加料は返金される。しかし、感染症の拡大による中止は返金の対象外。すでに準備に多額の費用を投じていることもあり、返金が難しいという。

ルール上は返金ができないが、批判の声は強まるばかり。小池百合子都知事は17日に「何かできるか考えたい」として一般参加者らに経済的補償を検討する意向を明らかにし、今後詳細を詰める見通しを示した。

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