ベゾス氏、気候変動対策に1.1兆円基金

2020/2/18 9:54
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ベゾス氏は基金の概要を「インスタグラム」で明らかにした=ロイター

ベゾス氏は基金の概要を「インスタグラム」で明らかにした=ロイター

【シリコンバレー=佐藤浩実】米アマゾン・ドット・コム創業者で最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏は17日、気候変動対策のための基金を立ち上げ、100億ドル(約1兆1千億円)を拠出すると発表した。環境問題に取り組む科学者や非政府組織(NGO)に資金を提供する。世界の富豪の間で、気候変動問題に積極的に関与する動きが目立ってきた。

写真投稿SNS(交流サイト)の「インスタグラム」で基金の概要を明らかにした。地球の写真とともに「気候変動は地球にとって最大の脅威だ」と書き込んだ。

基金の名称は「ベゾス・アース・ファンド」で、2020年夏から資金提供を始める。助成の対象は科学者や環境活動家、NGOなど環境保護につながる幅広い活動に及ぶという。

ベゾス氏は基金について「大企業や中小企業、国家、世界的な組織、個人と協力しての行動になる」と説明した。「気候変動が地球に及ぼす破壊的影響と戦うために従来のやり方を拡大したり、新たな手法を探求したりしたい」とも表明した。

ベゾス氏が保有する資産は1300億ドル相当とされる。今回の基金はベゾス氏個人の取り組みとみられ、アマゾンとの関連は明らかではない。ただ19年には4500人以上のアマゾン従業員がベゾス氏ら取締役会に対し、気候変動対策に真摯に取り組むよう公開書簡を送った経緯がある。同書簡で従業員らは、クラウド事業を支えるデータセンターのエネルギー消費の多さなどを指摘していた。

世界の大富豪では、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が気候変動対策への活動に積極的なことで知られている。

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