衆院予算委論戦のポイント

2020/2/17 23:00
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衆院予算委で答弁する安倍首相(17日)

衆院予算委で答弁する安倍首相(17日)

衆院予算委員会の論戦のポイントは次の通り。

【首相のやじ】

安倍晋三首相 2月12日の(衆院予算委の)質疑の中で、辻元清美氏に対し、質疑終了後、不規則な発言をしたことをおわびする。今後、閣僚席からの不規則発言は厳に慎むよう、首相として身を処していく。

辻元清美氏(立民)2015年の安全保障関連法の国会審議でも私に「早く質問しろよ」とやじを飛ばした。歴代首相と激しく議論してきたが、やじを飛ばしまくる首相は初めてだ。

【新型肺炎】

伊佐進一氏(公明)国民にとって分からないことが多すぎる。国民目線で不安に寄り添い、首相が記者会見を行ってもよいのではないか。

首相 正確な情報発信は極めて重要だ。私自身が先頭に立ち、国民の不安解消に全力を挙げていきたい。さまざまな手段を考えている。テレビでの(注意喚起の)広告を17日から開始する。放映局を逐次、拡大していく。

上野賢一郎氏(自民)国内での感染拡大防止と重症化患者の早期発見に力点を置くべきだ。

首相 高齢者や基礎疾患のある方の確実な診療につながるよう、受診の目安を17日中に取りまとめる。自分はどれくらいになったら受診すべきかということを含めて目安を示す。

上野氏 幅広い検査態勢の構築が重要だ。

首相 診療態勢の整った医療機関を800カ所に拡大する。国民の命と健康を守るため、まん延と感染拡大の防止に全力で取り組む。

高橋千鶴子氏(共産)クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の全員を一日も早く下船させ、各国の迎えも受け入れるべきだ。

首相 米国が日本の負担を軽減する意味でそういう判断をしたことは、われわれも評価している。

井上英孝氏(維新)残りの(各国の)乗船者も米国と同様、船から退避させる措置を取ればいいのではないか。

首相 現在、カナダ、オーストラリアについても同様の措置を取ることを希望しており、今後必要な調整を行う方針だ。

【桜を見る会】

辻元氏 答弁が事実でなければ責任を取るか。

首相 私がここで首相として答弁することは、全ての発言が責任を伴う。そういう観点から答弁している。

辻元氏 (前日の支援者向け夕食会会場の一つである)ANAインターコンチネンタルホテル東京に文書で問い合わせた。13年以降、主催者に見積書や明細書を発行しなかったことや、宛名が空欄のまま領収書を発行したことはなかった。代金も参加者個々人から会費形式で受け取ることはなく、主催者がまとめて払っているとのことだった。首相の答弁と事実が違う。

首相 ホテルに確かめる。

小川淳也氏(無所属)確認した結果は。

首相 私の事務所が確認したところ「辻元氏にはあくまで一般論で答えた。個別の案件は営業の秘密に関わるため、回答には含まれていない」とのことだった。

小川氏 書面で回答を受け取るよう要請する。

首相 これ以上、要望することは考えていない。(辻元氏へ回答したのは)広報推進担当だ。業務を行っているのは宴会場なり営業だ。われわれは営業側と話をしている。

山井和則氏(無所属)ホテルは「例外はない」と回答している。

首相 一般的に領収書の宛名は「上様」として発行する場合があり、夕食会でも「上様」としていた可能性はあるとのことだ。事務所職員はホテル側と事前に段取りの調整を行っただけで、明細書などの発行は受けていない。

山井氏 政治資金規正法違反になる可能性がある。

【検事長定年延長】

奥野総一郎氏(国民)なぜ黒川弘務東京高検検事長の定年を半年延長できるよう法解釈を変更したのか。

森雅子法相 国家公務員の定年引き上げが検討されており、その一環で、定年延長制度は検察官にも等しく及ぶと解釈した。昨年から検討されていたが、最終的に政府内で是としたのは1月と認識している。

〔共同〕

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