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中部電、社長に林氏が昇格 電事連会長は九電の池辺氏

2020/2/18 5:00
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中部電力は4月1日付で林欣吾専務執行役員(59)が社長に昇格する人事を固めた。勝野哲社長(65)は会長に就く。新体制で再生可能エネルギーなど収益の多角化を進める。勝野氏が会長を務める業界団体の電気事業連合会では、九州電力の池辺和弘社長(62)が次期会長を担う。東京電力ホールディングス関西電力、中部電の主要3社以外のトップが会長に就任するのは初めて。

中部電の林欣吾専務執行役員

中部電の林欣吾専務執行役員

林氏は営業畑が長い。2018年4月から販売カンパニーのトップとして営業部門を統括してきた。企業向けの省エネ支援などサービスの付加価値向上に注力し、あらゆるモノがインターネットにつながるIoTなど新技術の活用にも積極的に取り組んできた。

中部電は4月1日、分社化により小売りの「中部電力ミライズ」、送配電の「中部電力パワーグリッド」が新たに発足する。太陽光で発電した電力を個人間で取引するような新たなサービスに力を入れる。

九州電力の池辺和弘社長

九州電力の池辺和弘社長

勝野氏は15年に中部電社長に就任した。東京電力ホールディングスと共同出資するJERAへの火力発電事業の移管や、カンパニー制への移行など事業改革を進めた。

電事連は現在、勝野氏が会長を務めるが、所属する電力会社の現職社長が会長を務める決まりのため、中部電の社長交代に伴い、九電の池辺氏が次期会長に就く。19年10月に関電の金品受領問題で岩根茂樹社長が電事連の会長を辞任したことを受けて、同年6月まで会長だった中部電の勝野氏が異例の措置として再登板した。

電事連の会長職は東電と関電、中部電の3社で務めていた。だが、福島第1原発事故の影響で清水正孝会長(元東電社長)が辞任した東電や、金品受領問題からの立て直しが不可欠な関電が引き受けることは事実上不可能だ。このため、原子力発電所をいち早く再稼働した九電に白羽の矢がたった。池辺氏は関電問題で失った電力業界の信頼回復を急ぐ。

林 欣吾氏(はやし・きんご)84年(昭59年)京大法卒、中部電力入社。15年執行役員、16年東京支社長、18年販売カンパニー社長。三重県出身

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