クラウド管理のFIXER、12億円調達 社員100人増

2020/2/17 19:30
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企業のクラウドシステム管理を支援するFIXER(東京・港)は17日、スパークス・グループが運営する未来創生ファンドなどから約12億円を調達したと発表した。

Azureなどのクラウドシステム導入を助ける機能をそろえる(利用イメージ)

エンジニアを中心に社員を100人増やし、技術開発や移動手段をサービスとして提供する「MaaS」分野への参入を進める。

未来創生ファンドのほか1社がFIXERの第三者割当増資を引き受けた。同社は2009年に設立されたが、増資で外部から資金を調達するのは今回が初めてという。

東京のほか名古屋市や三重県四日市市など国内4拠点で約120人の社員を抱える。集めた資金を活用し、今後2~3年をめどに100人以上を新たに採用する計画だ。

FIXERの主力事業は米マイクロソフトの「Azure(アジュール)」や米アマゾン・ドット・コム傘下のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)といったクラウド基盤を導入する企業の支援だ。クラウド上でのシステム構築や運用、障害発生時の対応などを一括で担うサービス「クラウド・コンフィグ」を提供している。

クラウド導入時にFIXERのサービスを利用すると、企業は基盤部分の管理を同社に任せることでサービスやアプリの開発に集中できる。

FIXERは今後、クラウド基盤でトラブルが発生する予兆を検知する技術の開発などを進める。

北国銀行がFIXERや日本マイクロソフトと組んでインターネットバンキングのシステムを開発するなど、従来は金融分野の顧客が主だった。

今後はMaaS向けにもクラウドサービスの需要が伸びるとみており、データ基盤や消費者向けアプリの開発に乗り出す方針だ。

(山田遼太郎)

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