アルストム、ボンバルディアの鉄道事業買収を検討

2020/2/17 18:02
保存
共有
印刷
その他

【パリ=白石透冴】フランス鉄道大手アルストムは17日、カナダのボンバルディアが持つ鉄道関連事業の買収を検討していると発表した。実現すれば首位の中国中車に次ぐ世界2位のメーカーが誕生する。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、買収総額は70億ドル(約7700億円)を超える可能性がある。

アルストムはボンバルディアの鉄道関連事業買収を検討している=ロイター

仏高速鉄道「TGV」の製造で知られるアルストムは同日の発表で、「買収を巡る議論をしているのは確かだ。(しかし)いかなる最終的な決定も下していない」と説明した。WSJは2社が初期的な合意に達したと報じた。

ボンバルディア側の株主と、株式を交換する買収方法が検討されている。2社とも欧州に多くの拠点を持つため、欧州委員会が競争法に違反しないかなどを審査することになるもようだ。

鉄道車両業界では15年に中国メーカーが経営統合して世界トップの中国中車が誕生してから、危機感を持った2位以下の企業による再編の動きが活発だ。アルストムは17年に独シーメンスと事業統合を発表したが、欧州委が認めなかった。シーメンスも同時期にボンバルディアと事業統合を検討していたと報じられている。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]