交通業界、東京都にマスク入手配慮要望 新型肺炎で

2020/2/17 16:10
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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都内の業界団体や自治体が対応を急いでいる。交通機関の代表は都にマスク入手への配慮などを要望。不特定多数の接触を防ぐためイベントを中止する自治体も出てきた。

会談する小池知事(右)と東京バス協会の山口会長(17日、都庁)

東京都の小池百合子知事は17日、都庁で都内のバス、タクシー業界の代表らと会談した。東京バス協会の山口哲生会長は品薄が続くマスクや消毒薬を入手しやすくするように配慮を求めた。長引けば各社の備蓄が尽きる可能性があるためだ。会談後、山口氏は記者団に「知事からは都でも工面して手配したい旨の返答があった」と話した。

また山口氏は都内で感染が広がることでの風評被害への懸念も示した。例年4~5月は全国の修学旅行生が東京を訪れるが、同氏によると修学旅行で県外に出ない方針を決めた県もあるという。すでに貸し切りバスのキャンセルも出ているといい「東京が危ない地域と認識されないようにしてほしい」と求めた。

東京ハイヤー・タクシー協会の川鍋一朗会長と東京都個人タクシー協会の秋田隆会長も小池氏とそれぞれ会談した。川鍋氏は会談後「公共交通機関にもマスクなどの入手をご支援いただきたいと申し上げた」と話した。

都内自治体の対応も相次ぐ。東京都墨田区はベートーベンの交響曲第9番を約5000人で演奏・合唱するコンサートの中止を決めた。23日に開催を予定していたが、出演者、観客の健康と安全を第一に考えて判断したという。このコンサートは両国国技館を会場とし、1985年から35年連続で開いてきたが、初の中止となる。

東京都港区は18日、経営に影響を受ける中小・零細企業を支援するため、資金繰りなどに関する相談を実施する。会場は区役所で、事前予約が必要となる。

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