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共通テスト作問委員が問題集出版 国語記述式

(更新)
大学入試センターの分科会委員が記述式問題の問題集を作成していた(1月のセンター試験)

大学入試センター試験の後継として2021年1月に初めて実施される大学入学共通テストを巡り、国語の問題を作る大学入試センターの分科会の複数の委員が、共通テストに導入予定だった記述式問題の問題集を作成していたことが17日、関係者への取材で分かった。問題集は民間の出版社から発行された。利益相反の疑いが指摘され、委員は辞任したという。

共通テストの記述式問題は思考力や表現力を試す狙いで国語、数学に導入予定だったが、採点ミスを完全に防げないなどとして、19年12月に導入見送りが決まった。

問題集は教科書会社が19年8月に発行。教師や高校生ら向けに国語の記述式問題に関し、10の問題例とその解説を掲載している。定価は税込み2200円で、全国の書店などで購入できる。関係者によると、大学入試センターが設置した国語の問題を作成する分科会の複数の委員がこの問題集の作成を担っていた。

同センターによると、委員は通常、大学教員ら有識者が務める。任命されてから問題作成に関わった試験の実施年度が終わるまでは、委員であることは秘匿するよう求められる。委員としての職務を通じて知った内容にも、守秘義務が課されている。

問題集には執筆者が委員であるという事実は記載されていなかったが、関係者から利益相反などを問題視する声が上がったため、委員は辞任した。

文部科学省は「事実関係を確認している」としている。大学入試センターは17日、問題集について「作成途中だった記述式問題の内容を類推できる情報や、利用したことで有利になる情報はない」とコメントした。

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