タイ、20年成長率見通しを下方修正 1.5~2.5%に

2020/2/17 14:22
保存
共有
印刷
その他

【バンコク=村松洋兵】タイ政府は17日、2020年の経済成長率見通しを19年11月時点の「2.7~3.7%」から「1.5~2.5%」に下方修正した。新型コロナウイルスによる肺炎の影響で中国人観光客などが減り、観光収入の減少を織り込んだ。終息が遅れれば、さらに落ち込む可能性があるとしている。

中国人観光客が激減し閑散とするバンコクの観光地(4日)=小高顕撮影

タイ国家経済社会開発委員会(NESDC)は新型肺炎が5月初めに終息した場合で、外国人からの観光収入が19年比で1500億バーツ(約5300億円)減少すると予測した。同委員会のウィチャヤユット副長官は「終息が6月以降になれば成長率は1.5%を下回る恐れがある」と述べた。

同日発表した19年通年の実質国内総生産(GDP)は前年比2.4%増だった。米中貿易戦争の影響で中国などへの輸出が減少したのが響き、軍事クーデターが起きた14年(1.0%増)以来の低成長となった。20年はさらに減速する可能性が強まっている。

19年10~12月期は前年同期比1.6%増で、21四半期ぶりの低成長だった。通貨バーツ高が進行して輸出が振るわなかったのに加え、政府予算の執行の遅れや、干ばつで農業生産が不作だったことが影響した。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]