ソフトバンクG幹部が新ヘッジファンド計画 FT報道

FT
2020/2/17 10:13
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ビジョン・ファンドの運営責任者を務めるソフトバンクグループのラジーブ・ミスラ副社長=ロイター

ビジョン・ファンドの運営責任者を務めるソフトバンクグループのラジーブ・ミスラ副社長=ロイター

英フィナンシャル・タイムズ電子版は17日、ソフトバンクグループ(SBG)でビジョン・ファンドの運営責任者を務めるラジーブ・ミスラ副社長が、上場株投資を目的とした数十億ドル規模のヘッジファンドを組成する計画を進めていると報じた。複数の関係者が同紙に明らかにした。同紙は「孫正義会長兼社長の投資戦略を大きく逸脱するものだ」と伝えた。

アラブ首長国連邦(UAE)アブダビの政府系ファンド、ムバダラ・インベストメントやカザフスタン政府系のファンドから合わせて最大40億ドル(約4400億円)の拠出を見込んでいるという。ムバダラはビジョン・ファンドの大口出資者でもある。ムバダラに近いある人物は同紙に、ムバダラがカザフスタン政府と共同で新たなヘッジファンドへの出資を「探っている」と証言した。

複数の関係者によると、新ファンドはアブダビに拠点を置く計画だ。元ヘッジファンドマネージャーで、SBGの投資部門でミスラ氏に最も近い人物の一人、アクシェイ・ナヘタ氏が管理するという。

同紙は「SBGの投資事業の方向性を巡る緊張をさらに高める恐れがある」と指摘した。孫氏はビジョン・ファンドを通じて技術に焦点をあてた民間の新興企業に出資し、規模を拡大することで利益を得てきた。ただ、米ウィーワークでの投資損失などで投資家は資金拠出に慎重だ。

SBGが12日発表した2019年10~12月期の決算では、ビジョン・ファンドによる投資ファンド事業が2四半期連続で赤字となった。赤字幅は減ったものの、運用成績は回復していない。孫氏は2号ファンドを当初計画より規模を縮小して立ち上げる考えも表明した。

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