習指導部、批判回避に躍起 肺炎対策指示の時期修正

2020/2/16 19:00
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日本経済新聞 電子版
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マスク姿で10日、北京市内の施設を視察する中国の習近平国家主席(中央手前)=新華社・共同

マスク姿で10日、北京市内の施設を視察する中国の習近平国家主席(中央手前)=新華社・共同

【北京=羽田野主】新型コロナウイルスによる肺炎への対応をめぐり、中国共産党の習近平(シー・ジンピン)指導部が批判の回避に躍起になっている。16日発行の党理論誌で習氏が肺炎対策を指示した時期を前倒し修正した。感染者が集中する湖北省には側近を相次ぎ投入し、直接指示する体制を強化。習指導部は初動遅れなどへの反発に危機感を高めているとみられる。

党の理論誌「求是」の最新刊は、習氏が2月3日の政治局常務委員会の会議で話した演説全文を載せた。この冒頭で習氏が「1月7日の会議で新型肺炎の感染拡大防止策を要求した」と紹介している。

1月7日の同会議の様子は中国国営の新華社などが伝えていたが、当時は肺炎の指示を巡る記述はなかった。これまで党や国営メディアは習氏が1月20日に重要指示を出したとしていたが、より早い時期に修正…

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