和歌山県、新たな感染確認されず 感染の医師1人退院

2020/2/16 15:35 (2020/2/16 20:55更新)
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和歌山県湯浅町の済生会有田病院(15日午前)=共同

和歌山県湯浅町の済生会有田病院(15日午前)=共同

和歌山県の仁坂吉伸知事は16日午後の記者会見で、県内で新型コロナウイルスの新たな感染者は確認されていないと発表した。また、13日に県内で初めて感染が判明した済生会有田病院(同県湯浅町)の50代の男性外科医は容体が回復し、ウイルス検査の結果が陰性となったことから16日に退院した。同県では15日までに外科医ら5人の感染が確認されている。

「一応はほっとしている。しかし油断する状況でもない」。仁坂知事は記者会見で述べた。

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県によると、外科医らの感染が判明した済生会有田病院(和歌山県湯浅町)で優先的に検査した関係者53人のうち、44人の陰性が16日までに確認された。内訳は医師19人、外科の看護師ら19人、感染が判明した外科医と濃厚接触した疑いのある入院患者6人。残る看護師9人についても一両日中に検査結果が出る見通し。このほか、外来担当の看護師ら約60人も今後検査する。

県によると、済生会有田病院は現在、新規患者の受け入れを休止中。仁坂知事によると、検査を終えて関係者の陰性が確認できれば、3月上旬に再開できる可能性がある。

一方、15日に感染が判明した60代の男性入院患者の家族1人に発熱や肺炎のような症状が出ており、検査を実施しているという。

16日の記者会見では、感染者5人のうち3人が1月28日に同病院にいたことが明らかになった。

60代の男性入院患者はこの日、同病院の1階外来で、最初に感染が判明した男性外科医の診察を受けていた。70代の農業の男性患者は当初、2月6日に同病院を受診する前に発熱しており院外で感染したとみられていたが、1月28日に1階外来で皮膚科を受診していたことが判明。院内で感染した可能性が出てきた。仁坂知事は「(感染経路を調べる上で)28日は大事な日かもしれない」と指摘した。

同病院のある湯浅町は「しょうゆ醸造の発祥の地」として知られ、古い町家が並ぶエリアは近年、訪日外国人にも人気だ。仁坂知事は「中国人の団体客が立ち寄った先や、そこで発熱者がいないかなどをできる限り調べていく」と話した。

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