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WHO事務局長「流行の予測不可能」 新型肺炎めぐり

ミュンヘン安保会議で

【ジュネーブ=細川倫太郎】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は15日、独南部のミュンヘン安全保障会議で演説し、感染拡大が続く新型コロナウイルスについて「流行がどう広がるかを予測するのは不可能だ」と述べた。日本では感染源を追えない「市中感染」が広がっている可能性があるなど、各国で脅威が増している。

テドロス氏は感染事例の99%が中国に集中していると報告し、医療関係者らが死亡していることに懸念を表明した。一方、中国の国外では広範囲な感染は「まだ見られない」と指摘した。中国政府の対応によって、世界への感染拡大を遅らせることができているとの認識を示した。

ウイルス対策の資金不足についても言及した。国際社会はテロ攻撃には何十億ドルも用意するが、「経済や政治にはるかに大きな打撃を与えるウイルスへの準備は少ない」と述べ、各国や企業に支援を呼びかけた。ウイルスや対策を巡って、根拠のない情報がSNS(交流サイト)などで拡散していることへの警鐘も鳴らした。米グーグルなどIT(情報技術)大手と連携して、誤情報の撲滅に努めているとした。

テドロス氏はツイッターで同会議に出席している中国の王毅(ワン・イー)外相と会談したことも明らかにした。今後の対策などについて協議したとみられる。WHOや各国の専門家らで構成する国際調査チームは、中国で活動を始めた。WHOは具体的な地名を明かしていないが、チームは中国の3省を訪問する予定だ。中国当局と患者の状況や感染源などについて話し合い、さらなる感染の防止に向けた対策を探る。

新型肺炎

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