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和歌山の病院、新型肺炎5人に 院内感染か

東京でも8人の感染確認

(更新)

新型コロナウイルスの感染が国内で拡大している。和歌山県は15日、医師らが感染した済生会有田病院(同県湯浅町)の同僚の医師ら男女3人の感染を確認したと発表。東京都でも8人の感染が確認された。病院内や市中での感染とみられる。どこまで感染が広がるのか――。国や自治体は感染対策を強化する必要がある。

「同僚にうつっているのは事実。院内でうつったと考えられる」。和歌山県の仁坂吉伸知事は15日午後の記者会見で、院内感染の可能性が高いとの認識を示した。

県によると、新たに感染が確認された3人は、同病院で勤務する男性外科医(50代)と、外科医の妻(50代)、男性の入院患者(60代)。いずれも軽症とみられる。県内の感染者は5人となった。

この外科医は、最初の13日に感染が判明した同病院の50代の男性外科医の同僚だった。入院患者は、外科病棟に入院しており、外科医と濃厚接触があったという。

この外科医は2月4日に発熱。10日に肺炎が確認された。この間は計5日、同病院で勤務していた。外科医の妻は7日に微熱があり、14日に陽性が判明した。2人とも入院中だが、症状は安定しているという。

男性患者は別の症状で外科病棟に入院。10日に肺炎のような症状が見られ、15日に新型コロナウイルスの陽性が確認された。県によると、14~15日に検査した医師や患者ら20人のうち、17人が陰性だった。

一方、15日の大阪府の発表によると、最初に感染した医師が大阪府内の病院に週1回、非常勤として勤務。接触歴のある府内の病院のスタッフのうち、1人が呼吸器に症状が見られたという。検査の結果は陰性だった。

今後の焦点は、同病院での新たな感染者の有無など感染の全容解明だ。済生会有田病院は医師や看護師ら職員約240人が勤務し、入院患者も約160人いる。

これまでに検査を終えたのは一部にとどまる。県は今後、医師や看護師、外科病棟の入院患者を優先的に検査。通院者や別の病棟の入院患者でも肺炎の症状があるなどした場合、検査対象となる見通しだ。

県によると、1日に検査できるのは約40検体。どこまで迅速に感染の有無を明らかにできるのか、全容把握まで時間がかかりそうだ。

もう一つのポイントは、感染源の特定だ。初感染が分かった別の男性外科医については発症直前の海外渡航歴もなく、「どこが感染源なのかいまだに不明」(県の担当者)という。住民の不安解消のためには、感染経路の早期解明が欠かせない。

新型肺炎

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