静岡の丸富製紙、植物性素材で芯無しトイレ紙の強度向上
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再生トイレ紙大手の丸富製紙(静岡県富士市)は植物由来の新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」を芯なしトイレットペーパーの中心部に使用して強度を20%高める技術を開発した。CNFの軽くて強い特長を生かし、中心部が変形しやすい芯なしペーパーの欠点を補った。芯なしの全製品でこの方式を採用し、2022年3月期にグループ全体で売上高500億円を目指す。
芯なしペーパーの中心部の穴の内部は従来、鉄の棒に...
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