WHO、新型肺炎の感染者急増は「勢いの変化ではない」

2020/2/14 5:02 (2020/2/14 5:16更新)
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WHOのマイク・ライアン氏は中国湖北省の算出方法の変更に理解を示した=ロイター

WHOのマイク・ライアン氏は中国湖北省の算出方法の変更に理解を示した=ロイター

【ジュネーブ=細川倫太郎】世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を指揮するマイク・ライアン氏は13日、記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染者数が算出方法の変更で急増したことついて「流行の勢いが変化したわけではない」と話した。迅速に感染が報告できるようになるなどの利点をあげ、中国当局の対応に理解を示した。

新型コロナウイルスが発生した中国湖北省は13日、従来の鼻やのどの粘膜の成分分析に加え、「臨床診断」で確認された人も感染者数に含める方法に変更した。この結果、前日に比べ1万5000人近くも増えた。

ライアン氏は「大半のケースは数日前や数週間前の感染と関係している」と説明し、1日で新たな感染者数が急増したわけではないとした。その上で、「検査結果を待たずに臨床医が迅速に感染例を報告できるようになり、患者も素早く治療を受けられるようになる」と指摘し、新しい算出方法を支持した。

一方、新型コロナウイルスの状況については、横浜港で検疫中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を除いては、「中国以外での感染が劇的に増加している様子は見えない」と指摘した。既に中国にはWHOの専門家の先遣隊が現地入りしているが、第2弾のチームが今週末にも加わることも明らかにした。中国当局と患者の状況や対策について協議し、感染拡大防止へ連携する。

WHOはほぼ毎日、スイス・ジュネーブの本部で新型コロナウイルスに関する会見を開いている。テドロス事務局長も出席し続けていたが、13日はエボラ出血熱の対応協議でコンゴ民主共和国に向かったため、不在だった。

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