メキシコ中銀、0.25%利下げ 5会合連続

2020/2/14 4:17
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【メキシコシティ=丸山修一】メキシコ銀行(中央銀行)は13日に開いた定例の金融政策決定会合で、政策金利を現状から0.25%引き下げ、7%にすることを決めた。利下げは5会合連続だ。2019年の成長率が10年ぶりのマイナスに落ち込むなど経済活動が低迷する一方、通貨ペソや物価上昇のペースは安定しており、金融緩和を続けやすい環境となっている。

メキシコ銀行は緩和路線を続けている=ロイター

利下げを続ける背景には経済成長が落ち込んでいることがある。メキシコ銀も声明で「経済活動の停滞が続いている」と指摘している。経済成長率は19年10~12月期に前年同期比で0.3%減となったほか、通年でも0.1%減と不振で、緩和による景気刺激が求められている。

利下げがしやすい環境が整ってきていることもある。1月の消費者物価指数が前年同月比で3.24%増となるなど、直近の物価上昇の動向はメキシコ銀の目標である2~4%の範囲内に収まり「中長期的に比較的、安定した状態」(メキシコ銀)だ。通貨ペソも1ドル=18ペソ台後半と18年12月に発足したロペスオブラドール政権下では最高値圏での値動きだ。

メキシコ銀が4日に発表した民間機関による経済予測調査では、20年末の政策金利の中央値は6.50%となっており、今回の会合で引き下げた水準よりもさらに低くなっている。同調査による今年の成長率予想の中央値は1%のプラスで、マイナスに落ち込んだとみられる19年よりは回復するとの見方が多い。ただ成長率自体は低水準で、景気刺激のために、金融緩和が続けられるとの見方が強まっている。

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