九州7県の19年鉱工業生産低下 新型肺炎長期化に懸念

2020/2/13 20:00
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九州経済産業局が13日発表した九州7県の2019年の鉱工業生産指数(15年=100、速報値)は、前年比2.7%低下の104.6となった。自動車生産が好調だったが、幅広い業種で受注減がみられ6年ぶりに低下した。同時に発表した19年12月分も低下し、同局は基調判断を下方修正した。

新型コロナウイルスの感染拡大による九州経済への影響について、同局は「長期化して影響が出るか注視する必要がある」とした。

全13業種中11業種で低下した。ボイラー・原動機をはじめとした「汎用・生産用・業務用機械工業」が9.4%マイナスなど、幅広い業種で受注減がみられ、低下した。

海外向け普通乗用車や国内向け軽自動車の人気が堅調で、四輪自動車の生産は約145万台と過去2番目の水準だった。ICの生産額は、高付加価値なスマートフォン向けが好調で、4.1%増の約7300億円だった。

新型コロナウイルスの影響については、中国製部品の一部調達が難しくなったとして日産自動車九州(福岡県苅田町)が完成車の生産ラインを一時停止することなどを受け、製造業の現場では不安の声が一部で上がっているとした。ただ同局は「ただちに他のサプライチェーンに影響が出ているわけではない」と強調した。

同時に発表した19年12月の指数は101.1で、前月比3.7%低下した。半導体製造装置が前月の反動で減るなど9業種が低下し、トランジスタが中国の旧正月に備えて増産するなど4業種で上昇した。同局は基調判断を「横ばいであるが、弱含んでいる」と6カ月ぶりに下方修正した。

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