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FA関連、主要8社がそろって営業減益 10~12月期 半導体向けは底入れ感

企業決算
2020/2/13 20:30
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産業用ロボットなど工場自動化(FA)に関連する主要8社の2019年10~12月期を中心とする四半期決算は、営業利益が全社そろって前年同期を下回った。取引先の自動車業界が設備投資を抑制している影響が大きい。半導体向けは一部で受注が底入れしたが、ここにきて新型肺炎への警戒感が強まってきた。

工作機械などの基幹部品「リニアガイド」の世界大手、THKが13日発表した19年10~12月期の営業利益は前年同期に比べて94%減の6億5100万円だった。

米中貿易摩擦のあおりで中国などの製造業の設備投資が振るわない。会計基準変更のため単純比較できないが、20年12月期の営業利益予想も前期比34%減の114億円にとどまる。

FA関連各社に共通するのが、主要取引先である自動車業界向けの落ち込みだ。巨大市場の中国では新車販売台数が19年まで2年連続で前年を下回った。

自動車メーカーの増産投資に本格回復の糸口が見えず、FA各社の自動車向けビジネスは18年夏ごろから減益基調。利益の5割が自動車向けとみられるファナックは、10~12月期の営業利益が45%減った。

一方、10~12月期に底入れの兆しが出てきたのが半導体向けだ。産業用ロボットの動作を制御する精密減速機大手、ハーモニック・ドライブ・システムズは10~12月期の単体受注高が前年同期に比べて17%増えた。受注増は7四半期ぶりで、「半導体関連の投資が持ち直している」(丸山顕取締役)という。

このほか、自動搬送機器のダイフクは「一部企業で設備投資が回復している」とし、20年1~3月期の受注高の見通しを26%増とした。三菱電機の皮籠石斉常務執行役は「(次世代通信規格の)『5G』などで一部需要が顕在化している」と指摘する。

ただし、足元では新型肺炎が業績回復のタイミングを遅らせる可能性が浮上してきた。中国国内の工場休業などが長引けば、世界規模で製造業のサプライチェーン(供給網)に影響してくる恐れがあるからだ。

ファナックの山口賢治社長兼最高経営責任者(CEO)は「先行きは不透明で、影響を注視すべきだ」と警戒する。

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