大和ハウス社員が架空発注 総額2億数千万円
大和ハウス工業は13日、東北工場(宮城県大崎市)に勤務する50代の男性社員が建設用の鉄骨部材を架空発注していたと発表した。総額は2億数千万円に上るとみられる。大和ハウスはこの社員を2月7日付で懲戒解雇するとともに刑事告訴した。
架空発注は2013年から17年にかけて行われた。大和ハウスは捜査に影響があるとの理由で、具体的な手口や私的流用の有無などの詳細を明らかにしていない。広報担当者は「二度と同様の事態を発生させることのないよう、社内の管理体制の強化に努める」とコメントした。
大和ハウスを巡っては昨年以降、国内住宅約4千棟で建築基準法に違反した手続きが見つかったり、必要な実務経験年数を満たしていないにもかかわらず社員が施工管理技士の国家資格を不正に取得していたことが発覚したりした。〔共同〕
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