北越コーポ、環境配慮型の紙包装材 プラ削減に商機

2020/2/13 15:55
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北越コーポレーションは13日、プラスチックの使用量削減に役立つ包装材向け紙素材を開発したと発表した。紙に薄くコーティング剤を塗り、プラスチック樹脂を使った場合とほぼ同等の耐水性や耐油性を実現。これを使うことでプラスチックごみの量を75~90%減らせるという。2020年度前半にも商用化し、食品容器向けなどに売り込む。

北越コーポはプラスチックごみの削減に役立つ紙素材を開発した

開発した紙素材「パンセ」は、包装用紙や段ボールなどの原紙に3~5マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルの薄さでコーティング剤を塗布。使用後もそのままリサイクル可能だという。一般には紙にプラスチック樹脂を20~30マイクロメートルの厚さでコーティングして水や油の浸透を防いでいる。

新製品の価格はプラスチック樹脂を使用した従来品の2~3倍程度となる。北越コーポは環境配慮を重視する日用品や食品メーカーでニーズが広がるとみている。

海洋プラスチックごみ問題への関心の高まりを受け、製紙各社はプラスチックを代替する包装紙に注力している。王子ホールディングス日本製紙三菱製紙も水蒸気や酸素を通しにくい紙素材を開発している。

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