カカオ、19年のれん減損で初赤字 音楽配信が苦境

2020/2/13 15:10
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【ソウル=細川幸太郎】韓国ネット大手のカカオが13日発表した2019年12月期の連結最終損益は3398億ウォン(約316億円)の赤字(前の期は158億ウォンの黒字)だった。最終赤字は初めて。音楽配信サービスの利益見通しを引き下げ、のれんの減損損失を計上した。対話アプリ向け広告など本業は堅調で営業利益は同2.8倍の2066億ウォンだった。

対話アプリ向けの広告などカカオの本業は堅調だ

のれんの減損対象となったのは、16年に1兆8700億ウォンで買収した音楽配信サービスの「Melon(メロン)」事業だ。減損額は4233億ウォンにのぼり、最終損益で赤字に転落した。

カカオは広告に依存する収益構造を見直し、コンテンツで稼ぐために過去最大の買収に踏み切ったものの想定通りに収益が得られないと判断した。韓国では通信会社が携帯回線の契約とセットで音楽配信サービスを安価に提供しており有料アプリが伸び悩んでいた。

ただ本業のもうけを示す営業利益は前の期比2.8倍に拡大し、売上高も28%増の3兆897億ウォンだった。対話アプリ「カカオトーク」向け広告の販売が54%増だったほか、配車や決済など新分野の売上高が2.1倍に拡大した。同社は金融関連事業を手掛けるカカオバンクとカカオペイを設立してフィンテック分野の事業拡大を急いでいる。

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